IAC.BASの説明一覧

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はじめに

当ページは iac.basの内容 を解説したものです。

          

AppオブジェクトGetPreferenceExSetPreferenceEx メソッドの第1引数で使用する定数の内容です。

この定数はAcrobatアプリケーション、又はAcrobat Readerアプリケーションの環境設定の各項目に割り当てられた番号となっています。

調査中の為、英語と日本語、及び未記入があります。

動作確認が取れたものは別ページにリンクを貼り、サンプルと共に解説したいと思っています。

             

※SDK 8.0「Acrobat and PDF Library API Reference」(acrobat_pdfl_api_reference.pdf)に、これに関する説明が有るとの事ですが、特定が困難をきたしています。別の情報提供先を求めます!
I am looking for another information ahead.

一覧

定数 解説
avpPrefsVersion
(値=0)
設定タイプ:Int32
(読み込みのみ) PDFのファイル形式バージョン番号を返す。
Acrobatのバージョンでは無い。
avpOpenDialogAtStartup
(値=1)
設定タイプ:boolean
Acrobatを起動する時にPDFドキュメントが一つも無ければ「ファイルを開く」ダイアログを表示する。
True:開く。False:開かない。
※以下は英語の原文。
If true, the “file open” dialog is displayed when the Acrobat viewer is launched without a document to open. If false, it does not.
avpShowSplashAtStartup
(値=2)
設定タイプ:boolean
Acrobat,Acrobar Readerアプリケーションの起動時にスプラッシュウィンドウを表示するかを設定する。
True:表示する。False:表示しない。
avpShowToolBar
(値=3)
設定タイプ:boolean
Acrobatビューアーのツールバーを表示/非表示にする。
Acrobat本体が起動されていようがいないが関係無く即座に反映される。
F8キーの操作と同じです。
True:表示。False:非表示。
avpRememberDialogs
(値=4)
設定タイプ:boolean
ダイアログ画面等の表示位置を、再表示の時に前と同じ位置に表示するかを設定する。
True:表示する。False:デフォルト表示する。
※以下は英語の原文。
If true, the Acrobat viewer remembers the location of certain dialogs (such as the Find dialog) and displays them in their previous location. If false, they are displayed in a default location.
avpShortMenus
(値=5)
設定タイプ:boolean
Acrobatビューアーの短い(short menus)/長い(long menus)メニューを切り替える。
avpDefaultOverviewType
(値=6)
設定タイプ:Int32
PDFドキュメントを最初に表示する時の表示モード(PDPageMode)を指定する。
但し、この結果がどこに反映されるのかは不明です。
・PDUseNone(1):ページのみ。
・PDUseThumbs(2):ページパネルとページ
・PDUseBookmarks(3):しおりパネルとページ
・PDFullScreen(4):フルスクリーンモード
avpDefaultZoomScale
(値=7)
設定タイプ:Fixed
Acrobat 本体の環境設定画面の[デフォルトレイアウトズーム/ズーム(Z)]のパーセント数値を設定する時に使用する。
文書のプロパティで[レイアウトと倍率]の倍率が「デフォルト」の時に、ココの設定内容が動作時に反映される。
値の取得もできる。
事前にavpDefaultZoomType の0 (AVZoomNoVary)を実行しておく必要がある。
※PDF文書のプロパティの設定とは関係無い。
avpDefaultZoomType
(値=8)
設定タイプ:Int32
Acrobat 本体の環境設定画面の[デフォルトレイアウトズーム/ズーム(Z)]を設定する。
但しズームサイズのパーセントは設定出来ない。
文書のプロパティで[レイアウトと倍率]の倍率が「デフォルト」の時に、ココの設定内容が動作時に反映される。
値の取得も出来る。
※PDF文書のプロパティの設定とは関係無い。
avpShowLargeImages
(値=9)
設定タイプ:boolean
Acrobat本体の環境設定の「データ量の多い画像を表示」設定をオン/オフする。
環境設定の「データ量の多い画像を表示」設定とは、PDF表示を早くするためデータ量の多い画像(128KB以上)を灰色の表示にする。デフォルトはチェック(オン)状態です。
avpGreekText
(値=10)
設定タイプ:boolean
Acrobat本体の環境設定の「グリーギング」設定をオン/オフします。
環境設定の「グリーギング」とは、パフォーマンスを向上させるための1つです。
小さい文字(デフォルトでは6ピクセル以下)を灰色の表示にします。
デフォルトはオフ状態でグリーギングはされません。
なお、Acrobat ver.8から環境設定では設定出来ないようになりました。
OLE(IAC)操作は出来ます。
avpGreekLevel
(値=11)
設定タイプ:Int32
Acrobat本体の環境設定にあるのグリーギング状態にする文字サイズの最小ポイント数を指定します。
デフォルトでは6ピクセルでグリーギングがオンの時は文字を灰色の表示にします。
なお、Acrobat ver.8からは環境設定で設定出来ないようになりました。
でもOLE(IAC)からは操作出来ます。
avpSubstituteFontType
(値=12)
設定タイプ:Int32
Determines whether sans serif, serif, or both substitution fonts are available when printing. Using only one substitution font type generally reduces the quality of font substitution, but may allow some files that require font substitution to print on PostScript printers that have very little memory. The allowed values are:
・0:Use both sans serif and serif
・1:Use sans serif only
・2:Use serif only
avpDoCalibratedColor
(値=13)
設定タイプ:boolean
Trueなら、Acrobatnでの表示はカラーキャリブレーションを使用してレンダリングされます。
avpSkipWarnings
(値=14)
設定タイプ:long
ユーザーがノート、しおり、リンク、ページ、またはサムネイルを更新等する時に表示される警告ダイアログボックス(警告表示)を制御します。
デフォルトは表示する。
avpPSLevel
(値=15)
設定タイプ:Int32
ポストスクリプトプリンタに印刷するとき使用するポストスクリプト言語水準値。
値が許容されているのは、1と2です。
avpShrinkToFit
(値=16)
設定タイプ:boolean
Trueなら、用紙の印刷可能領域に収まるようにするため、(必要に応じて) ページが縮小されます。false の場合は縮小されません。デフォルトはfalse。
avpCaseSensitive
(値=17)
設定タイプ:boolean
Trueなら、Acrobatビューアーの検索コマンド(検索プラグインでない)は大小文字を区別します。Falseなら、区別しません。
avpWholeWords
(値=18)
設定タイプ:boolean
Trueなら、Acrobatビューアーの検索コマンド(検索プラグインでない)は完全に一致する単語だけで検索します。Falseなら、しません。
avpNoteColor
(値=19)
設定タイプ:PDColorValue
ノート注釈に使用するデフォルト色
avpNoteLabel
(値=20)
設定タイプ:char
ノート注釈に使用するデフォルトラベル。
avpMaxThreadZoom
(値=21)
設定タイプ:Fixed
The maximum zoom factor that is automatically used when the Acrobat viewer enters "Follow Article" mode. A value of 1.0 corresponds to a zoom factor of 100%.
avpEnablePageCache
(値=22)
設定タイプ:boolean
If true, the following page is rendered offscreen while the current page is viewed, improving performance when a document is viewed sequentially. If false, no draw-ahead is used.
avpFullScreenColor
(値=23)
設定タイプ:PDColorValue
表示がフルスクリーンモードになっているときに使用する背景色を指定します。
avpUnused1
(値=24)
設定タイプ:obsolete
未使用?
avpMaxPageCacheZoom
(値=25)
設定タイプ:Fixed
ページの最大倍率がキャッシュされるでしょう。
より高い倍率で表示されたページはキャッシュされないでしょう。
1.0の値は、100%の倍率に対応しています。
avpMinPageCacheTicks
(値=26)
設定タイプ:Int32
The minimum number of ticks needed to redraw a page before it will be cached. Pages that can be redrawn in less time will not be cached. A tick is 1/60 of a second.
avpMaxPageCacheBytes
(値=27)
設定タイプ:Int32
The maximum number of bytes the page cache is allowed to occupy.
avpUnused2
(値=28)
設定タイプ:obsolete
未使用?
avpFullScreenChangeTimeDelay
(値=29)
設定タイプ:Int32
フルスクリーンモードで自動変更ページを使用する際に各ページを表示する時間(秒単位)。
avpFullScreenLoop
(値=30)
設定タイプ:boolean
If true, the document’s pages are displayed in a loop (rather than just once) when using full screen mode. If false, they are not.
avpThumbViewScale
(値=31)
設定タイプ:Fixed
The scale at which thumbnail images are created. The Acrobat viewer's default is fixedEighth, creating thumbnail images whose linear dimensions are oneeighth those of the actual page.
avpThumbViewTimeout
(値=32)
設定タイプ:Int32
 
avpDestFitType
(値=33)
設定タイプ:char
Default destination fit type for creating links and bookmarks.
avpDestZoomInherit
(値=34)
設定タイプ:boolean
If true, the default for creating new links and bookmarks is “Inherit zoom”
avpHighlightMode
(値=35)
設定タイプ:Int32
Int32 (Used on Macintosh only) Specifies the way in which highlighted text is to be displayed. Can have one of the following values:
#define HIGHLIGHT_PAINT_XOR 0 . Paint highlight color in XOR mode
#define HIGHLIGHT_INVERT_MAC 1 .
Invert in special Macintosh highlight Mode
#define HIGHLIGHT_INVERT_XOR 2 .
Invert in XOR mode This preference exists because the standard Macintosh highlighting generally works quite well, but can occasionally become invisible when text is on a colored background.
avpDefaultSplitterPos
(値=36)
設定タイプ:Int32
The default width (in pixels) of the portion of the document window in which bookmarks and thumbnail images are displayed. The actual width can be changed by the user.
avpUnused3
(値=37)
設定タイプ:obsolete
未使用?
avpMaxCosDocCache
(値=38)
設定タイプ:Int32
max # of bytes of Cos object cache per Cos doc.
avpPageUnits
(値=39)
設定タイプ:PageUnits
 
avpNoteFontName
(値=40)
設定タイプ:char*
 
avpNoteFontSize
(値=41)
設定タイプ:Int32
 
avpRecentFile1
(値=42)
設定タイプ:char*
 
avpRecentFile2
(値=43)
設定タイプ:char*
 
avpRecentFile3
(値=44)
設定タイプ:char*
 
avpRecentFile4
(値=45)
設定タイプ:char*
 
avpHighlightColor
(値=46)
設定タイプ:PDColorValue
 
avpFullScreenUseTimer
(値=47)
設定タイプ:boolean
 
avpAntialiasText
(値=48)
設定タイプ:boolean
 
avpAntialiasLevel
(値=49)
設定タイプ:Int16
 
avpPersistentCacheSize
(値=50)
設定タイプ:Int32
 
avpPersistentCacheFolder
(値=51)
設定タイプ:ASPathName
 
avpPageViewLayoutMode
(値=52)
設定タイプ:PDLayoutMode
Acrobat 本体の環境設定画面の[デフォルトレイアウトズーム/ページレイアウト(L)]を設定する。
文書のプロパティで[レイアウトと倍率]のページレイアウトが「デフォルト」の時に、ココの設定内容が動作時に反映される。
値の取得も出来る。
※PDF文書のプロパティの設定とは関係無い。
avpSaveAsLinearized
(値=53)
設定タイプ:boolean
 
avpMaxOpenDocuments
(値=54)
設定タイプ:Int32
 
avpTextSelectWordOrder
(値=55)
設定タイプ:Int32
 
avpMarkHiddenPages
(値=56)
設定タイプ:boolean
 
avpFullScreenTransitionType
(値=57)
設定タイプ:char*
 
avpFullScreenClick
(値=58)
設定タイプ:boolean
 
avpFullScreenEscape
(値=59)
設定タイプ:boolean
 
avpFullScreenCursor
(値=60)
設定タイプ:Int16
 
avpOpenInPlace
(値=61)
設定タイプ:boolean
 
avpShowHiddenAnnots
(値=62)
設定タイプ:boolean
 
avpFullScreenUsePageTiming
(値=63)
設定タイプ:boolean
 
avpDownloadEntireFile
(値=64)
設定タイプ:boolean
 
avpEmitHalftones
(値=65)
設定タイプ:boolean
 
avpShowMenuBar
(値=66)
設定タイプ:boolean
 
avpIgnorePageClip
(値=67)
設定タイプ:boolean
 
avpMinimizeBookmarks
(値=68)
設定タイプ:boolean
 
avpShowAnnotSequence
(値=69)
設定タイプ:boolean
 
avpUseLogicalPageNumbers
(値=70)
設定タイプ:boolean
 
avpASExtensionDigCert
(値=71)
注)OLE(IAC)では使用出来ません。
avpShowLeftToolBar
(値=72)
設定タイプ:boolean
 
avpConfirmOpenFile
(値=73)
設定タイプ:boolean
 
avpNoteLabelEncoding
(値=74)
注)OLE(IAC)では使用出来ません。
avpBookmarkShowLocation
(値=75)
設定タイプ:boolean
 
avpUseLocalFonts
(値=76)
設定タイプ:boolean
 
avpCurrCMM
(値=77)
設定タイプ:char*
 
avpBrowserIntegration
(値=78)
設定タイプ:boolean
 
avpPrintAnnots
(値=79)
設定タイプ:boolean
 
avpSendFarEastFonts
(値=80)
設定タイプ:boolean
 
avpSuppressCSA
(値=81)
設定タイプ:boolean
 

 

 

<動作確認環境>

  • WindowsXP Pro( + SP3 + WindowsUpdate)
    Acrobat 8.1.2 Pro + Office 2003 (+ MicrosoftUpdate)

 

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「IAC.BASの説明一覧」への3件のフィードバック

  1. 管理人様
    デフォーです

    前回、EXCEL vbaのマクロで四角や●といった図形をPDFに貼り付けられないか、と問い合わせたものです。

    まだ、あきらめておりません。

    表示対象となる大量のPDFデータ(表示サイズは全て同じでモノクロ)があり、そのファイル名で各ファイルの特徴が分かるようになっております。

    申し訳ありませんが、今度は見方を変えて、VBAでPDFに対して、ツールで何か置くのではなく、透かしを使ってできないか、ということを調べております。

    例えば、ある場所に「厳秘」や「社外秘」などが記載された(対象のデータと同様サイズの)識別用PDFをに用意し、ファイル名で対象PDFと識別用PDFの2つのPDFを透かし機能で重ね表示する、ということをEXCEL VBA上からできないでしょうか。

    重ねたものは印刷できなくても結構です。

    よろしくお願いします。

  2. でふぉー さんへ。

    取り急ぎ、ヒントのみ送ります。
    詳細はコメントでは書ききれないので、別途紹介ページを掲載します。

    例)PDFを透かしとして1頁目に追加する

    Option Explicit

    Public Const PDSaveFull = &H1
    Public Const PDSaveLinearized = &H4
    Public Const PDSaveCollectGarbage = &H20

    Sub test_JSO_addWatermarkFromText()

    Dim objAcroPDDoc As New Acrobat.AcroPDDoc
    Dim jso As Object
    Dim lRet As Long

    '透かしが追加されるPDFファイル
    Const CON_PDF_IN = "d:\work\VBJavaScript.pdf"
    '透かしが追加されたPDFファイル
    Const CON_PDF_OUT = "d:\work\VBJavaScript-Z1.pdf"
    '透かしとして追加されるPDFファイル
    Const CON_SUKASI = "d:\work\sukasi.pdf"

    'PDFファイルを開く
    lRet = objAcroPDDoc.Open(CON_PDF_IN)
    If lRet = False Then
    MsgBox "AcroExch_PDDoc_Open エラー"
    GoTo test_JSO_addWatermarkFromText_Skip:
    End If

    Set jso = objAcroPDDoc.GetJSObject

    '272 文書の指定のページに指定のPDFを透かしとして追加(下)
    jso.addWatermarkFromFile CON_SUKASI, 0, 0, 0, False, True, _
    jso.app.Constants.Align.center
    'http://kb2.adobe.com/jp/cps/511/511727/attachments/511727_js_api_reference.pdf#nameddest=G5.562704

    test_JSO_addWatermarkFromText_Skip:
    lRet = objAcroPDDoc.Save( _
    PDSaveFull + PDSaveLinearized + _
    PDSaveCollectGarbage, CON_PDF_OUT)
    'アプリケーションの終了
    'オブジェクトの強制開放
    Set jso = Nothing
    Set objAcroPDDoc = Nothing

    End Sub

    上記のaddWatermarkFromFileの引数の説明は以下を参照。
    http://kb2.adobe.com/jp/cps/511/511727/attachments/511727_js_api_reference.pdf#nameddest=G5.562704

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