はじめに
AcroExch.Rect はプロパティのみ存在するオブジェクトです。
この AcroExch.Rect オブジェクトは他のオブジェクトの引数などとして利用されます。
サンプルではPDF頁内の文字を選択する座標に利用しています。
一覧
プロパティ | 解説 |
---|---|
Bottom | PDF頁左最下部からの下部のy-座標値を得るか、または設定します。 |
Left | PDF頁の左側のx-座標を得るか、または設定します。 |
Right | PDF頁の右側のx-座標を得るか、または設定します。 |
Top | PDF頁左最下部から上部のy-座標値を得るか、または設定します。 |
備考
- PDFの座標系はページの左下隅を基点としていますが、注釈の座標はページの左上隅を基点とします。
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はじめまして。
最近このページを参考に、OLEでAcrobatの操作を試みているのですが、疑問に思ったことがあります。
Rectオブジェクトでの y座標値のとり方が使う場所によって違うみたいです。
PDPage.CopyToClipboardで使う場合は左上が原点、つまりRect.Top=0, Rect.Bottom=Size.y がフルサイズですが、
PDPage.CropPageで使う場合は左下が原点となり、Rect.Top=Size.y, Rect.Bottom=0がフルサイズになるようです。
私の使い方がおかしいのかも知れませんが。
試したのは、Acrobat9 Standardです。
バナナさんさん。
初めまして。
※かなり考え込んでいました。が。
このサイトはAcrobat SDKを参考にはしていますが、丸写しでは無く、実際にテスト検証した結果です。
つまりバナナさんの結果は正です。
X,Y座標に関しては英語版SDKの説明がイマイチです。
サイト管理人もそれを正確に説明出来ないのが現状です。(恥
だからバナナさんは自分のテスト結果を信用して下さい。
但し、リビジョン、バージョン・アップした時に変わる可能性があります。
Adobe社の「気まぐれ」と思っています。
お気をつけ下さい。
管理人さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
確かにSDKの記述は大雑把ですね。
更にイマイチなのは、すでにCropされたページの絶対座標を知ることができないらしい点です。PDPage.CopyToClipboardでのXY座標の原点は、Cropされた領域の左上が原点になっているので、絶対座標を得ることができません。そのため、再度CropしようとしたときのRectの絶対座標の指定がちょっと面倒です。
すでにCropしてある場合、CropのRectやページの元サイズを知ることができれば良さそうですが、やり方が判りませんでした。
遊びで、自炊したPDFファイルから余白を削除するツールを作っていて、このへんが不便と感じました。
バナナさんへ。
SDKの内容もOLEの内容もAcrobat v6ぐらいから変わっていません。
バグもそのままの状態です。
OLEの機能はAcrobat本体の3%もないでしょう。
APIでも5%ぐらいではないでしょうか。
Acrobat(PDF)は利用者には親切でも、開発者泣かせのシロモノです。
でも、これしかないから使うしか手がないので皆さん苦労しています。
是非、Acrobat日本語フォーラムで質問して(あげて)下さい。
http://forums.adobe.com/community/international_forums/japanese/acrobat?view=discussions
代わりに。(汗