Acrobat JavaScriptにおける「Safe Path(セーフパス)」についての注意事項

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説明

※当ページの内容はOLEでは無く、OLE経由のAcrobat JavaScript について書いています。

Acrobat JavaScript には「Safe Path」という概念があります。

日本語にすると「安全なパス」と言えます。

たとえば SaveAsメソッド でOSがインストールされているCドライブ(標準時)をファイル保存先に指定すると以下のエラーメッセージがVBAから表示されます。

JavaScript:NotAllowedErrorエラー


Microsoft Visual Basic
実行時エラー '1001':
NotAllowedError: セキュリティ設定により、このプロパティまたはメソッドへのアクセスは許可されていません。

このドライブへは保存出来ません、と言う事を言っています。

実際のエラーコードは「NotAllowedError」として返されます。その後はそのエラーコードの内容です。

多分、OS環境やシステム環境を保護する為に設けられた考え方と勝手に予測しています。

要するにCドライブへ保存は出来ません、と言っているのです。

 

 

備考

  • 「セーフパス」の概念は以下のURLにも記述されています。(日本語)
    JavaScript™ for Acrobat® API Reference の セーフパス   
  • 「Safe Path」の概念は以下のURLにも記述されています。(英語)
    http://livedocs.adobe.com/acrobat_sdk/9/Acrobat9_HTMLHelp/wwhelp/wwhimpl/common/html/wwhelp.htm?context=Acrobat9_HTMLHelp&file=JS_API_AcroJSPreface.87.4.html
  • 日本語のディレクトリを指定しても「NotAllowedError: セキュリティ設定により、このプロパティまたはメソッドのアクセスは許可されていません。」のエラーが出る、と書かれているWEBのキャッシュページも有りましたが、当環境下でテストしたところ、エラーは発生しませんでした。
    バージョンが低いと発生する場合があるのか?
    ※当環境以下のバージョンでのテストは未確認。
    ※ココ -> http://forums.adobe.com/thread/405594 ※削除済み
        コチラ(2009/7/9)にキャッシュが有ります。

動作確認環境

  • WindowsXP Pro + SP3 +
    Acrobat 8.1.6 Pro + Office 2003 + フルMicrosoftUpdate

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