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説明
- (読み込みのみ) PDFのファイル形式バージョン番号を返す。
Acrobatのバージョンでは無い。 - 定数(=0):avpPrefsVersion(戻り値:Int32)
- Appオブジェクトにおける GetPreferenceEx と SetPreferenceEx メソッドの第1引数に使用される。
- 注意:実際はSDK の説明の様な機能をしないので、当サイトで独自にVBA 関数を作成しました。
以下を使用してください。
設定値
- 設定は出来ない。
※実は出来る。詳細は備考を参照。
動作するバージョン
Version | Adobe Acrobat | 備考 |
---|---|---|
4 | - | Acrobat 4.0 ※Windows 98SE + Excel 2000 |
5 | - | Acrobat 5.0.5 |
6 | - | Acrobat 6.0.3 Pro |
7 | - | Acrobat 7.0.9 Pro Acrobat 7.1.4 Pro |
8 | OK | Acrobat 8.1.2 Pro |
9 | - | Acrobat 9.3.2 Extended |
10 | - | Acrobat X (10.1.8) Extended |
11 | - | Acrobat XI (11.0.04) Extended |
- OK : 動作する。
- NO : 動作しない。 戻り値が0を返す。
- - : 未確認。
サンプル:ExcelのVBA
説明:PDFのファイル形式バージョン番号を得る。
- F8キーでステップ実行しながら動作確認する。
- 事前に参照設定をする。
001 Private Sub Test_App_GetPreferenceEx0()
002 Dim objAcroApp As New Acrobat.AcroApp
003 Dim bRet As Boolean
004 With objAcroApp
005 '特定のAcrobatアプリケーション環境設定値を取得する。
006 bRet = .GetPreferenceEx(avpPrefsVersion) 'True
007 Debug.Print _
008 "GetPreferenceEx(avpPrefsVersion)=(" & _
009 .GetPreferenceEx(avpPrefsVersion) & ")"
010 ' 'バージョン番号を変える。
011 ' bRet = .SetPreferenceEx(avpPrefsVersion, 4)
012 End With
013 Set objAcroApp = Nothing
014 End Sub
Highlight:プログラミング言語のソースコードを構文で色分け (GUI編)
実行結果
GetPreferenceEx(avpPrefsVersion)=(3)
補足
- 古い資料では「読み込みのみ」の記載があった。
当初は、出力できるPDFのバージョン番号を意味しているのではないかと予測していたが、違うみたいだ。 - 値は「4」にも「5」にも出来た。
問題無くAcrobar v8.1.2 は動作した。
PDFファイルの別名保存も出来た。
この定数の使用方法が理解出来ない。
問題が起きると困るので「3」に戻した。 - この機能の情報提供を求む!
- iac.basの内容を参照。
- IAC.BASにある定数の説明一覧を参照。
動作確認環境
- WindowsXP Pro(+ SP3) +
Acrobat 8.1.2 Pro + Office 2003 + MicrosoftUpdate
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