AcroExch.App: SetActiveTool メソッド

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説明

Acrobatアプリケーションのツール名を指定して、使用可能状態(アクティブ)にします。

使用可能状態になったツールを連続で使うか、一時的に使うかの指定が出来ます。

英語解説の原文 ) Sets the active tool according to the specified name, and determines whether the tool is to be used only once or should remain active after being used (persistent).

形式

VARIANT_BOOL SetActiveTool(BSTR szButtonName,long bPersistent);

引数

  1. 第一引数(BSTR szButtonName):
    使用可能状態にしたいツール名 。言語に依存しない英字文字列を指定する。
    例)Print -> 印刷、Hand -> 手、Text -> ノート注釈(=ノートツール)
  2. 第二引数(long bPersistent):
    第一引数で指定したツールを
    1:一時的に使用可能状態にする
    0:持続的に使用可能状態にする
    を数字の1と0で指定する。

    数字なら何でもOK。英語解説の原文 ) A request indicating whether the tool should be persistent. A positive number indicates a request to the Acrobat application for the tool to remain active after it has been used. If 0 is specified, the Acrobat application reverts to the previously active tool after this tool is used once.

戻り値

  • -1 : True(真)で成功。
    使用可能状態(アクティブ)に出来た。
  • 0 : False(偽)で失敗。理由は以下の3つの内の一つ。
    存在しないツール名を指定した。
    使用可能状態に出来ないツール名を指定した。
    使用可能状態にツールが出来なかった。 

動作するバージョン

VersionAdobe
Acrobat
備考
4OKAcrobat 4.0    ※Windows 98SE + Excel 2000
5
OK
Acrobat 5.0.5
6
OK
Acrobat 6.0.3 Pro
7OKAcrobat 7.0.9 Pro
Acrobat 7.1.4 Pro
8OKAcrobat 8.2.2 Pro
9OKAcrobat 9.3.2 Extended
10-Acrobat X (10.1.8) Extended
11-Acrobat XI (11.0.04) Extended
  • OK = 動作する。
  • NO = 動作しない。
  • - = 未確認。

サンプル:ExcelのVBA

説明:「矢印」、「手」、「ノート注釈(N)」のツールを使用可能状態(アクティブ)にする。

  • 参照設定を事前に行う。
  • 以下のサンプルはテスト用です。
    F8キーでステップ実行して動作確認します。 
001 Sub AcroExch_App_SetActiveTool() 002 003 'Acrobatオブジェクトの定義&作成 004 'Acrobat 4,5,6 の時 005 ' Dim objAcroApp As Acrobat.CAcroApp 006 ' Dim objAcroPDDoc As Acrobat.CAcroPDDoc 007 ' Set objAcroApp = CreateObject("AcroExch.App") 008 ' Set objAcroPDDoc = CreateObject("AcroExch.PDDoc") 009 010 'Acrobat 7,8,9,10,11 の時 011 Dim objAcroApp As New Acrobat.AcroApp 012 Dim objAcroPDDoc As New Acrobat.AcroPDDoc 013 014 '以降はAcrobat全て共通 015 Dim lRet As Long '戻り値 016 Const CON_PDF_FILE = "C:\work\Test01.pdf" 017 018 MsgBox "GetActiveTool Name = (" & _ 019 objAcroApp.GetActiveTool() & ")" 020 021 'Acrobatを起動表示する 022 lRet = objAcroApp.Show 023 lRet = objAcroPDDoc.Open(CON_PDF_FILE) 024 'PDFドキュメントを画面表示する 025 objAcroPDDoc.OpenAVDoc CON_PDF_FILE 026 027 '① 「矢印」ツールを使用可能状態(アクティブ)にする 028 lRet = objAcroApp.SetActiveTool("Select", 1) 029 '② 「手」ツールを使用可能状態(アクティブ)にする 030 lRet = objAcroApp.SetActiveTool("Hand", 1) 031 '③ 「ツール -> 注釈 -> ノート注釈」ツールを使用可能状態(アクティブ)にする 032 lRet = objAcroApp.SetActiveTool("Text", 1) 033 034 'PDFドキュメントを閉じる 035 ' lRet = objAcroPDDoc.Close '<-これでは閉じれない 036 lRet = objAcroApp.CloseAllDocs 037 'アプリケーションの終了 038 lRet = objAcroApp.Hide 039 lRet = objAcroApp.Exit 040 041 'オブジェクトの強制開放 042 Set objAcroPDDoc = Nothing 043 Set objAcroApp = Nothing 044 045 End Sub


 Highlight:プログラミング言語のソースコードを構文で色分け (GUI編)
 

実行結果

Acrobat v8 の場合

  • ①の実行結果 「矢印」が使用可能状態になっている
    SetActiveTool メソッドのテスト結果①
      
  • ②の実行結果 「手」が使用可能状態になっている
    SetActiveTool メソッドのテスト結果②
  • ③の実行結果  「ノート注釈(N)」にチェックマークが付いている
    SetActiveTool メソッドのテスト結果③

補足

  • ツール名はココを参照する。
  • 第二引数は数字を指定する。
    何を指定してもSetActiveTool メソッドとしては意味が無い。
  • このメソッドを実行しても、Acrobatアプリケーションを再起動すると元の状態に戻る。
    Acrobatアプリケーションのバージョンにより異なるが、通常は「手」(=Hand)に戻る。
  • Acrobat v4 は「Text」 ツールは無い。

注意

  • 第二引数の動作が理解出来ない。
    英語解説のミスか、メソッド自体の不具合か。
    その箇所はAdobe社の英語解説の原文を追加する。

動作確認環境

  • Windows98SE( + WindowsUpdate) +
    Acrobat 4.0 + Office 2000
  • WindowsXP Pro( + SP3 + WindowsUpdate) +
    Acrobat 5.0.5  + Office 2003( + SP3)
  • WindowsXP Pro( + SP3 + WindowsUpdate) +
    Acrobat 6.0.3 Pro + Office 2003( + SP3)
  • WindowsXP Pro( + SP2 + WindowsUpdate) +
    Acrobat 7.0.9 Pro + Office 2003
  • WindowsXP Pro( + SP3 + WindowsUpdate) +
    Acrobat 7.1.4 Pro + Office 2003( + SP3)
  • WindowsXP Pro( + SP3 + WindowsUpdate) +
    Acrobat 8.2.2 Pro + Office 2003( + SP3)
  • WindowsXP Pro( + SP3 + WindowsUpdate) +
    Acrobat 9.3.2 Extended + Office 2003( + SP3) 

Adobe Web 解説 URL(英語) v9.1

http://livedocs.adobe.com/acrobat_sdk/9.1/Acrobat9_1_HTMLHelp/IAC_API_OLE_Objects.103.24.html

求む

  • 第二引数に関する情報があれば、コメントを希望する。

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