
Acrobat とPDF を Excel VBAから操作する関数とサンプルの一覧です。
関数
当サイトで汎用的に使える共通関数を紹介します。
- 関数:「PDFのバージョン」を取得する
- 関数:PDFファイルを完全にチェックする
- 関数:Acrobat , Adobe Reader のインストールパスとバージョンを取得
- 関数:PDFを特定のフォーマットに変換する
- 関数:PDFからメタデータ(XMP)を抽出する
- 関数:PDFの文書プロパティ(概要)を更新
タイトル、サブタイトル、作成者、キーワード、著作権情報 を更新します。 - 関数:Windows のデフォルトプリンターを取得
デバイスに登録されているプリンターの一覧も取得します。 - 関数:Adobe PDFの印刷設定を取得
- 関数:通常使うプリンターを設定
- 関数:レジストリの操作(Regコマンド版)
- 関数:検索した文字列のページ番号と座標を返す
- 関数:全頁を行単位のテキスト、ヘッダー、フッターで返す
サンプル
- PDFの文書プロパティ「開き方」タブを変更する。
上記はコメントの部分にそのサンプルが表示されています。
文書プロパティの以下を変更する事が可能なサンプルです。- 「レイアウトと倍率」 の [表示], [ページレイアウト], [倍率], [開くページ]
- 「ウインドウオプション」 の [ページにウインドウサイズを合わせる], [ウインドウを画面中央に配置], [フルスクリーンモードで開く], [表示]
- 「ユーザーインターフェースオプション」 の [メニューバーを非表示], [ツールバーを非表示], [ウインドウコントロールを非表示]
- 未テストですが文書プロパティの他の項目の変更も出来るかもしれません。
- Excel:PDFの文書プロパティを表示する
- PDFの表紙のサイズと、他の頁サイズ(x,y)が同じかチェックする
全頁が同じサイズかをチェックする、と同じ。 - 画像だけのPDFファイルかをチェックをする
- 「透明テキスト付きPDFファイル」を「画像文字だけPDF」に変換する方法
- PDFを HTML に変換する方法 (その1)
- PDFを HTML に変換する方法 (その2)
- PDFを HTML に変換する方法 (その3)
- PDFを HTML に変換する方法 (その4)
PDFファイルをHTMLに変換するにはこの方法がベターでしょう。 - PDFを HTML 3.2 に変換する方法
- PDFをHTMLへ変換する上でのイメージファイルを扱う注意事項
- PDFをWORDに変換する方法
- PDFをRTFに変換する方法
- PDFをXMLに変換する方法
- PDFをEPSに変換する方法
- PDFをJPEGに変換する方法
- PDFを PNG に変換する方法
- PDFをテキストファイルに変換する方法
- PDFをテキストファイルに変換する方法(その2)
- VBAでPDFファイルをPDF/X-1a:2001形式に変換出力
- PDFにページ番号を追加する方法
- 透かしをファイルで追加する (addWatermarkFromFile)
別ファイルを透かしと使ってPDF文書に追加する - 透かしを追加する (addWatermarkFromText)
テキストで透かしをPDF文書に追加する - Acrobat のアクション、バッチ処理を実行する (Acrobat 6~10)
Acrobat のアクション(バッチ処理)を実行し、終了まで監視操作する。 - しおりを追加する (createChild)
追加した しおりをクリックするとページ移動する - PDFをWEBブラウザでしか表示出来ない様する (this.URL使用)
- Adobe Reader で PDF ファイルを表示 / 印刷する方法
- Delphi(デルファイ,デルフィ)言語からの使用方法
- 印刷設定の変更と復元
プリンターの印刷設定をバックアック、復元するサンプル - PDF上のテキストとその座標
- テキストにリンクを追加
- テキストのリンク数をカウント
- テキストのリンクを削除
- 注釈:ハイライト表示の追加、削除、変更、一覧
- PDF上に罫線と座標を表示
Acrobatアプリケーション本体の環境設定を変更するサンプル
※メニュー操作で[編集(E)]->[環境設定(N)]
- [分類/ページ表示]の[ズーム]を変更する
- Acrobat本体の環境設定の「データ量の多い画像を表示」設定をオフにする
- Acrobat本体の環境設定の「グリーギング」設定をオンにする
- Acrobat本体の環境設定の「グリーギング」設定をオンにし、8ポイント文字以下はグリーギング状態にする
Acrobat OLE (IAC) 以外からの操作
IAC からだけでは限界があります。そこでVBAから起動連携が出来る、少し有効なソフトと思われるものを一部紹介します。
- 関数:コマンドラインの起動
Poppler の pdfinfo.exe をコマンドライン起動して、 PDFファイルの各種の文書情報を取得するサンプル付きです。
Qpdf
PDFへの高度なセキュリティ設定が出来るコマンドラインのフリーソフトです。業務ソフトではなく、PDFの開発者向けソフトで有る点が特徴です。このソフトの紹介はココです。
- Qpdf :PDFのパスワードとセキュリティ設定を解除するVBA関数
- Qpdf :PDFにセキュリティを設定するVBA関数
- Qpdf :PDFにパスワードとセキュリティ設定をコピーするVBA関数
- Qpdf :PDFのセキュリティ設定を取得するVBA関数
Poppler
Xpdf 3.0 をペースに機能拡張したコマンドラインのフリーソフトです。PDFからメタデータ、各種セキュリティ設定、添付ファイル、フォント、テキスト等の情報を抽出します。更にHTML、各種画像への変換もできます。このソフトの機能を使っているソフトが今増えています。このソフトの紹介はココです。
Xpdf
コマンドラインのフリーソフトです。PDFからメタデータ、各種セキュリティ設定、添付ファイル、フォント、テキスト等の情報を抽出します。更にHTML、各種画像への変換もできます。開発は2年前に終了してますが、非常に安定動作します。このソフトの紹介はココです。
使用上の注意
- サンプルコードなので、エラーチェックなどはほとんど省いている場合が多いです。
実用時はメソッドの戻り値(lRet)チェック、又はオブジェクトの「is Nothing」チェックは必ずする様にして下さい。 - Acrobatのバージョン、OS環境等を考慮して、必ず必要なテストはして下さい。
- テストの時はタスクマネージャーを起動して、テスト完了後はAcrobatプロセスが消えている事を確認して下さい。
テストミスをするとプロセスが残り、次回のテストに影響する場合があるからです。
備考
- 長さの単位:1mm=約2.8346ポイント
- PDFの座標系はページの左下隅を基点としていますが、注釈の座標はページの左上隅を基点とします。
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